【症状改善エクササイズシリーズ】 肩こり編〜第2弾〜

栃木県佐野市にあるパーソナルトレーニング施設、K-Conditioning & Performanceトレーナーの渡辺です。

先週から始まりました、症状改善エクササイズシリーズ!今回は、前回に引き続き『肩こり』を改善するためのエクササイズについてご紹介していきます。

 

第2弾 肩こり×骨/関節

前回の記事で肩こりとは一体何なのか、そして肩こりとの意外な関係性がある呼吸について、書かせていただきました。今回は、骨/関節についてです。少し難しい内容にはなりますが、上手くお伝えできればと思います。

 

肩こりになってしまう大きな原因として、猫背のような悪い姿勢は皆さんも想像がつくかと思います。「だったら猫背にならないように、常に胸を張るように意識してみよう!」とお考えになる方も多いのではないでしょうか。

ちょっと待った!その胸の張り方、間違っていませんか?

 

動画はこちらです。

 

上の写真を見てください。右側の動きに比べて、左側の方が肩が上がってしまい、首がすくんでしまっていますね。これでは首や肩の筋肉を過度に使ってしまっているため、逆効果ですね、、、では、右側のような動きをするためには、どうしたらいいのでしょうか。

ここで重要となるのが、骨/関節です!

猫背のとき、胸椎(背骨)は丸まった状態になっています。これは胸椎の屈曲という関節の運動です。胸椎が屈曲している時、肩甲骨は背骨から離れたところに位置しています。これは肩甲骨の外転という関節の運動です。

つまり、簡単にいうと胸椎と肩甲骨の関節運動において、猫背の時と反対の運動を正しく行うことが必要なのです!

◎胸椎の屈曲(丸まった状態)⇄伸展(反った状態)

◎肩甲骨の外転(背骨から離れた状態)⇄内転(背骨に近づいた状態)

胸椎の伸展と肩甲骨の内転がセットで重要ということです!どちらか一方が上手くできていなかったり、どちらか一方が優位になってもいけません。セットで正しく行うためのエクササイズを今回はご紹介いたします。

肩こり×骨/関節 改善エクササイズ

ブレッツェル

動画はこちらです。

 

 

少し複雑な形ですが、このエクササイズを行うと胸のあたりがスッキリするというお客様がよくいらっしゃいます。横向きの状態で息を吸い、吐きながら胸を開きます。肩が上がらないようにするのがポイントです。

 

 

※反対の膝が浮かないように手で抑えてください(ダメな例)

 

※脚を持つことが難しい方は、下の肋骨を手で引き上げるように行うと良いです!

 

まとめ

今回は胸椎の伸展・肩甲骨の内転についてのエクササイズを紹介させていただきました。少し難しい内容だったかと思いますが、何もわからないまま行うよりも、少しでも身体の構造を理解して行なった方が方法や意識するところがより明確になり、効果もあると思います。少しでも身体に興味を持っていただけたら嬉しいです!

次回は肩こり最終回です!寝たまま行うばかりではつまらないし、座っている時や立っている時の姿勢・動きには繋がらないですね。最終回はいよいよ起き上がって行うエクササイズです!お楽しみに!

 

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